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スタッフコラム

草刈りが必要なくなる未来の農業

幸いなことに大学の教授をお招きして定期的に勉強会があるのですが、そこで
 《土壌微生物》《土壌生物》《植物》
について、お話を聞く中で、あることを聞きました。

「毎日自動的に草刈りをしてくれる『草刈りルンバ』のようなものが出てきているけど、
あれは、作物に対して、定期的に悲鳴や絶叫を聞かせているようなものだよね。」

皆様は、これの意味がわかりますか?

さまざまな書籍でも紹介されているものですが、植物同士は、さまざまな情報伝達の手段を持っているそうで、その一つに揮発性のガスがあります。


これをVOCシグナルというのだそうですが、草が刈り取られた時にそのシグナルが発信されて、そのシグナルを受け取った周りの植物たちが防御物質を出したり、体内に増やすことがあるそうです。

これは、虫たちに食害された植物がガスを出し、近くにいる益虫を呼び寄せ、食害している虫を捕食してもらうというシステムと同じだと考えられます。

植物にとって自分に危険が及んでいる時に出すガスなので、人で言えば「悲鳴・絶叫」であり、それを受け取った時の周りの植物たちの反応は、『防御』なのです。

この防御物質が作物にとって良いのか?悪いのか?わかりません。

ただ私が考えるのは、果樹は、タネを他の場所に運んでもらう戦略として、美味しい『果実』をつけることで、捕食者が美味しいと感じる『果肉』でタネを覆っている、と考えれば、『来て欲しくない!』『食べられたくない!』といって出す防御物質は、果実を取る上で良い方に作用するとは考えにくいな〜と思うのです。

もしかすると、昆虫のようなものに対してだけ作用する物質で、我々人間には何の変化も感じられないものかもしれません。

もしかすると、それが出ることで、樹木の葉が健全に茂り、より良い身を育ててくれるかもしれません。

いずれにしてもどのように作用するのかわからないことなのですが、ただ畑の中が悲鳴や絶叫で溢れているって、イメージしてしまうと心地よくないなぁと思うのですよね。

なので、やり方はわかりませんが、いつか草刈りをしなくても済むようなスタイルに持っていこうと思うのです。

植物にも生物にとっても心地の良い畑でとれた果物の方が美味しいとしいはずって思えるので。

ちなみに、
『植物は気づいている バクスター氏の不思議な実験』著クリーヴ・バクスター
には、もっと別な視点でそのことが説明されています。

私は、こちらの内容も大好きですし、とても科学的なものとして理解しています。

この記事を書いたのは

Writer
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代表取締役
伊藤誠
2007年ころから、「あらゆる生き物と共存する農業の仕組みを作る」と自分の方針を固め、自然栽培の農業研修を受け、自然栽培食品店の責任者をし、自然栽培の果樹園を拓きました。 農業に転職する時、「販売の得意な農家になれば、後発農家も優位に立てる」と考えてマーケティングを勉強し、それを活かして「やればやるほどに自然が豊かになる農業」に取り組んでいます。 『薬に代わる食』『人と地球の健康を改善する』『いのちを大切にする文化を育てる』そんなテーマに共感できる方々を前進していきたいと考えています。

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