デザインがつなぎ、ひろげる会話。長崎で実感しました
長崎でデザイナーとの対談、ワイン試飲会のご報告
先日、いにしえのワインのデザインをお願いしている、チャイムデザインの鐘江(かねがえ)さんの個展に行ってきました。
今回は、ただ見に行くだけではなく、私も一緒に「ワインとデザイン」をテーマにトークセッションをさせていただくことに。
せっかくなので、その様子を少しご紹介させてください。


いつも頼りっぱなし。デザイナーの鐘江さん
▶ 世界を飛び回る鐘江さん、今回は長崎・大村市で個展を開催!
鐘江さんは、2020年からいにしえのワインデザインを手がけてくれている方。
長崎県大村市を拠点に、ロンドンやオランダ、オーストラリアなど世界各地を飛び回りながら、デザインの感性を磨き続けています。
私たちのやり取りは、基本オンラインですが、時々都内で顔を合わせて、あれこれ語り合うことも。

今回、鐘江さんがしばらくオランダへ行く前に開かれた個展に「ぜひ来てください!」とお声がけいただきました。
それなら、せっかくなのでと、「ワインとデザイン」をテーマにトークセッションまで開催していただけることに。
トークテーマは“ワインとデザイン”
▶ エチケット(ラベル)の裏にある、デザインと農業のストーリー
会場は、鐘江さんの地元・大村市の素敵なカフェ。
海外で学んだテキスタイルを活かしたポスターがずらりと並び、いにしえのワインも素敵にディスプレイされていました。













当日は、地元の方々を中心に30名近くのお客様が集まり、会場は満席。
鐘江さん、実は数年前に長崎県大村市のフラワー大使に任命されていて、テレビやイベントにも登場していた地元の人気者。
そのファンの方々にも、いにしえのワインをご紹介できる、ありがたい時間となりました。

会話が生まれるデザインの秘密
▶ かわいい、気になる、誰が描いたの? そんな声が増えた理由
私たちのワインは「ナチュラルワイン」と呼ばれることが多いのですが、単なるお酒づくりではなく、「生態適合農業」という自然と共生する農業を広げたいという想いが根底にあります。
そのため、鐘江さんには「ただのカッコいいデザインではなく、会話のきっかけになるようなラベルにしたい」とお願いしてきました。
トークセッションでは、その裏話やデザインができるまでのやりとりもご紹介。
鐘江さんの「ヒアリング力」がすごくて、私自身、たくさん質問されて、気づけばどんどん本音を話していた…ということを改めて思い出しました(笑)

そのおかげで、イベントに出展すると
「このラベル、かわいいですね!」
「なんでこの絵柄なんですか?」
「誰がデザインしたんですか?」
と、たくさんの方が声をかけてくれるようになりました。
名刺が人気アイテムに
▶ ご挨拶も、場の雰囲気も変わる“デザインの力”
ちなみに、私の名刺も鐘江さんのデザイン。
ご挨拶のたびに「名刺、すごく素敵ですね」と褒めていただくことが多く、名刺を渡すだけで会話が和やかになるので、実はかなり重宝しています。
この日も、「名刺ください!」と多くの方に声をかけていただき、ちょっとした人気者気分でした。
名刺を渡せば会社の想いが伝わり、ラベルが会話のきっかけをつくり、パンフレットには私たちが届けたいメッセージが詰まっている。
デザインの力は、ただの見た目以上に、人と人をつなぐ大切な役割を果たしてくれています。



これからも一緒に広げていきたい
▶ ワインと名刺、その先につながる“想い”をデザインで届ける
トークセッションのあとは、皆さんとワインを飲みながらの交流タイム。
「ラベルが素敵だと、もっとワインを知りたくなるよね」
そんな声をいただき、デザインの力って本当にすごいなと改めて感じた時間でした。
これからも、いにしえとIkkawinesのアートディレクターとして、鐘江さんにたくさん助けてもらいながら、一緒にワインの魅力を広げていきたいと思っています。

リンク
・チャイムデザインのホームページ
・いにしえのワインデザインのシャツとトートバックが買える
チャイムデザインのSHOP