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日本の「自然と調和する文化」

株式会社いにしえの伊藤です。私は、車で移動する際に、ポットキャストで「武田鉄矢の今朝の三枚おろし」をよく聴いています。
武田さんがご紹介してくださる本がとても面白く、参考にしています。

そのラジオ番組で「欧米では、駅名や地名に人の名前に因んだものが多いのに対し、日本は自然に由来するものが圧倒的に多い」いうお話を聞きました。


また、別のところでは、「日本は自然を尊重する」というお話も。
日本庭園がまさにそれで、ゴミも落ち葉もないのが綺麗とされると思いきや、秋なのだから落ち葉も自然なものとして、そのままにすることもあるそうです。

私たちの社名にもある通り、日本古来の文化や言葉、伝統に魅力を感じており、その日本の自然を尊重する文化にとても興味があります。

私たちが手がける自然栽培では、よく
「マニュアルは存在しない。自然をヒントに何をすべきかを考える」
と言われます。

今、この時、自分の畑と比べて、その差異を見て、作物の状況を把握します。

まわりの自然はどこが違うかな?
土の温度は?乾き具合は?
どんな下草が生えているかな?
どんな虫がいるかな?
土はどんな香りがするかな?
葉っぱの色は?
草の量は?枝の量は?

など。

実は、畑はとても”不自然”なものです。
同じ作物だけが綺麗に等間隔で並んでいる植物は自然界にはありません。

自然を意識して、それに近づけることで自然中にあるメカニズムを利用とするのが自然栽培だと思います。


「自然を意識して生活している」、それが日本の文化だとすると、自然栽培も日本に馴染みやすい栽培なんじゃないかと思うのです。

この記事を書いたのは

Writer
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代表取締役
井形 誠
2007年ころから、「あらゆる生き物と共存する農業の仕組みを作る」と自分の方針を固め、自然栽培の農業研修を受け、自然栽培食品店の責任者をし、自然栽培の果樹園を拓きました。 農業に転職する時、「販売の得意な農家になれば、後発農家も優位に立てる」と考えてマーケティングを勉強し、それを活かして「やればやるほどに自然が豊かになる農業」に取り組んでいます。 『薬に代わる食』『人と地球の健康を改善する』『いのちを大切にする文化を育てる』そんなテーマに共感できる方々を前進していきたいと考えています。

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