メディア掲載情報【NHK山形の「やままる」】で紹介されました 〜生き物との共生ワイン用ぶどうに込めた思い〜
〜メディア掲載情報〜
NHK山形の「やままる」で紹介されました
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先日、NHKの梶村アナウンサーが、私たち「いにしえ」の畑と取り組みを取材してくださいました。
放送の中では、『命を大切にすることで良い作物が穫れる』という私たちの信念に焦点を当てて紹介いただきました。
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奥田シェフの言葉に込められた感性
番組内では、いにしえのワインを使っていただいているアル・ケッチァーノの奥田政行シェフにもインタビューしていただき、こんな言葉をいただきました。
「小さい花の香りがする。ざわめいている。温かみがあって香りの余韻が長い。」
その表現には、私たちが目指している“自然そのものが語りかけてくるような味わい”が的確に表れていました
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ワインぶどうの育つ環境
畑では、一見「放置されているよう」に見えるほど草が生い茂っています。
しかし、実はこれが私たちの農法の大切なポイント。下草を調整しながら多様性を保つことで、土壌微生物や虫たちが豊かに暮らせる環境を作っています。
その結果、土壌微生物多様性活性値も高く、健全な循環の中で育ったぶどうは、香りや味わいにも奥行きを与えてくれます。
専門家の視点から見た“自然の力”
番組では、**横山先生(日本の土壌研究の第一人者)**にも解説いただきました。
「土地が成長しやすいように形を整えてきている。
生き物たちの影響で二次代謝が活発になり、色づき、香りに影響を与えている。」
ぶどうの生命力がそのまま香りや味わいに表れることを、科学的にも裏付けていただきました。
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命を大切にすることで、自然は応えてくれる
畑には、カエルや虫、鳥など、さまざまな生き物が集まってきます。
私たちは、野生動物の保護ボランティア活動や、ふゆみずたんぼの取り組みも行いながら、農業を通じて自然と人の関わり方を見つめ直しています。
「人は自然の一部である」
この当たり前のようで忘れられがちな感覚を、もう一度取り戻したいと感じています。
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梶村アナの言葉から
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取材を終えた梶村アナウンサーの言葉が、とても印象的でした。
「当たり前だと思っていたことが、もしかすると思い込みかもしれない。
一度立ち止まって、いろいろな可能性があることを考えてみるきっかけになった。」
自然と人との関係を見つめ直す機会を、この取材を通して共有できたことを心から嬉しく思います。
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最後に ─ 生きものと共生する未来へ
私たちは、『生きものと共生する、命を大切にする文化を育てる』という理念のもと、日々の農業を続けています。
これからも、自然と人が響き合う食と農のあり方を発信し、“次の農業のかたち”を多くの方と共に考えていきたいと思います。
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▶︎放送日 2025.10.2 18:10~
NHK山形 やままる
追伸:10月25日に、
ウィークエンド東北で再度紹介されるそうです。