いにしえが考えること

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日本の野菜流通量の
1%を自然栽培に

現在の国内野菜流通額が2兆円あまり。そのうち有機栽培(認証・推奨)が0.8%前後。
自然栽培に絞ると、0.01%にも届かないほどの流通量かもしれません。
日常的に「自然栽培野菜を買う」という選択肢が提供できるようになるためには、せめて1%の普及率がなくてはいけないと考えています。
今すぐにできることではありませんが、着実なステップを踏んで、1%に到達できるような取り組みをして参ります。

1,000万円プレイヤーを
2,000人創出したい

自然栽培や自然農、無農薬栽培の生産者たちは、個人や家族などの小さな経営体で取り組む方々が多いです。また、農家として代々継いで営農しているというよりは、一般企業を退職し、農場を独立開業するという方々が主です。
そのため、売上で1000万円に到達している方が少なく、天候不順などがあれば、農業経営の継続も危うくなる生産者が多くあります。
土台をかため、経営の持続性を高める、そして品質と生産効率の高い生産者となってもらえるよう、売上1000万円を超える生産者を増やすことを目標に掲げています。

あらゆる生き物と共存する農業
《生態適合農業》

動物や鳥、虫や微生物まで、いろんな生き物が多様性を保って共存している中で、生き物を大切にすればするほど、おいしい作物ができるような農業を作れないだろうか?
いにしえでは、農薬や肥料に頼らず、自然の力を生かし、あらゆる生き物と共存する農業を【生態適合農業】と呼び、生産者の輪を広げていこうと思います。
何かを排除し、糧を得る農業からあらゆる生き物と共生することで糧を得る農業へ。
Japan-Eco-Friendly-Agriculture

作物生産と食品加工で
“薬に代わる食”を提供する。

「食という漢字は、“人を良くする”と書く」
生活習慣病と予防医学のアプローチ方法の多くは、食との向き合い方で変えるものだと考えます。
いにしえは、医師による監修を得て、病気になる手前の”未病~予防~健康”の領域に対して、“薬に代わる食”で貢献しようと思っています。

生態適合農業の
ボトルネックを解消する

自然栽培や有機栽培などが海外に比べて普及が遅れていると言われて久しいですが、日本国内でどのような点が普及を鈍らせているのかを考えて取り組みをしています。
生産、流通、加工、ルール、消費者、価格、規模…etc、と多くの場面でポイントが見受けられますが、いにしえは、生産委託から商品企画する過程で、それらの改善に取り組みます。

科学的な視点から
“自然のちから”を味方にする

自然の摂理や原理原則に沿って作物を育てる農業であっても、科学的知見を活用して、作業の改善や計画の修正をおこなうことは、非常に重要な要素であると考えます。
「自然のものだから」で済ませることなく、生物性、化学性、物理性の側面から、医学的、心理学的など、多様な視点で観る体制を整えたいと考えています。

農機の開発、貸し出し
データ分析、実証実験で
生産効率と品質を改善

「初期投資がかけれない」、「必要な農機具が市販されていない」、「栽培技術が確立されていない作物が多くある」。
好適期を逃すことなく品質の改善と生産量の拡大などに飛躍的に貢献できる農機があっても初期費用のハードル、栽培技術を相談できる仲間がいないなど、さまざまに成長のネックになっていることが見受けられます。
そんな壁に当たっている生産者やグループに対して、一緒になって取り組みを考えています。

取り扱い基準について

私たちが追求していく農業のあり方をJEFA(ジェファ)と呼んでいます。
Japan-Eco-Friendy-Aguricultureの略ですが、日本語では生態適合農業としています。私達は生き物と共存する農業のあり方(生態適合農業)を「中心的価値」とし、これらを多用して商品化し、消費者の健康増進、病気予防などに役立てもらおうと考えます。商品の原料として取り扱う作物を選ぶにあたり、この中心的価値である生態適合農業を基準に照らし合わせます。そこに近いもの、そこに向かっているかを総合的に判断し、取り扱いを判定するという流れです。これまでは、「栽培方法の違い」や農薬や肥料やまたは代替えに「何を使っているか、使っていないか」を入荷基準としている場合が多かったと思います。
そこで私たちは「栽培の違い」や「何を使うか、何を使わないか」ではなく、自然環境やそこに生息する生き物達との関わり方を中心に判定し、わかりやすくお話しすると「生き物を排除する」のか「生き物と共生する」のかの違いを最も重要視して判定します。

もう一つの判断基準として、私達との方向性がJEFA(生態適合農業:生き物と共存する農業)にむかっているか、または、農業と各自が向き合っている距離感で選定していきます。そのため、「ホワイトリスト」「使用可能資材」などを用意はしておりません。作物によっては、農薬と肥料なしでは作れないものがあったり、技術の進化が十分でないため、十分な生産量を確保できず「自然農薬」や「堆肥」に頼る必要がある作物もあります。そういった場合の事例も多くありますので、JEFAの考えに近いものから優先的に取り扱っていきたいと思います。

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