畑ツアーを開催して 〜生態適合農業に触れて、感じて、受け入れる〜
生態適合農業を広めるために、はじめて畑ツアーを実施しました。
農薬や肥料が基準となっている現在の栽培では、どんな種類のものを、どのくらい、どのように使うのかで違いを説明することができます。
ですが、生態適合農業においては、「使っていない」というだけでは説明の軸になりません。むしろ、本質から遠ざけてしまうことさえあります。
そんなことから、実際に畑に来てもらい、軸や取り組みの本質、目的などをお話ししながら見学していただくことで、立体的に捉えていただくことを目指して開催しました。
▶︎ 畑ツアーの募集など(peatix)
今回は、畑の説明と植物の種類を数えることなどを行いました。
農業従事者がいなかったこともあり、間引きのための草刈りの実践はせず、ぶどう畑の木陰でブドウジュースを飲みながら、いただいた質問に答える時間を過ごしました。
見つけた植物の数は23種類。

私自身、こうして改めて見ていると、「もう少し間引き作業をしてバランスを取ろう」とか、「まだまだ違和感を感じる場所が多いな」とか、「陽が当たりすぎている場所が多いので木陰を作る必要があるな」とか、より畑をじっくり見る時間にもなりました。
また、畑の生き物を感じる時間も取りましたが、行った畑は人工的な音が多かったため、感じてほしかったものより少し物足りなかったかもしれません。
本来は、音はしないけれど生き物の存在を感じる、「静かな活気」と私が呼んでいるものに触れてほしかったので、次回以降の改善点にしたいと思います。
違和感を感じとれるのが現地へ行く魅力
参加者からいただいた質問の中で、「何を基準に作業を決めるのですか?」と聞かれたので、「違和感です」と返答しました。
座学であれば、「何も教えていない」「わかりにくい」で済まされてしまうのですが、畑の中にいるとそれを感じ取れるようで、とても深く理解してもらえたと思います。
風の流れ、日の当たり方、植物の様子――。
さまざまなものが、言葉にしにくい微細な違いや、データに起こしにくい情報を感じ取っているはずです。そして、それを実際に感じてもらうこと。これがとても重要だと感じました。
今回が1回目ですが、次回以降も改善を重ねながら、参加者の皆さまにとっても、私にとっても、より有意義な時間にしていこうと思います。