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顧客地球主義の発見

先日、尊敬する方とお話ししている時、ターゲット設定についての話題になりました。「事業をする上で、あなたにとって大切なお客様はどんな方ですか?」という問いかけでした。

私は正直に、その問いに難しさを感じていることを伝えました。なぜなら、私が事業を行う目的は、あらゆる生き物と共生できる社会を作りたいという思いから来ているからです。その根本には「命を大切にする文化を育てたい」という願いがあります。こうした思いから、人を喜ばせたい、幸せにしたいという感情が、私にとっては直接的なものではないと感じていたのです。

この話をしていると、その方がこう言いました。

「井形さんの考え方は『顧客地球主義』ではないですか?井形さんの商品を購入される方は、仲間やサポーターであって、まるで地球ファンクラブのようなものなのでは?」

その言葉を聞いた瞬間、深く納得し、まさに「腑に落ちた」と感じました。

地球を喜ばせる仲間との取り組み

私たち「いにしえ」の取り組みは、商品を作る側と、購入していただくお客様が一緒になって、地球のために生活するというスタイルに向かっているのかもしれません。だからこそ、一般的なマーケティングとは異なり、ファンとのコミュニケーションを重視した活動が適しているのだと思うのです。

現在の取り組みでは、主にお客様の健康や食べる楽しみを提供することに力を注いでいます。しかし、これからは一歩進んで、食を通じて地球を喜ばせるような取り組みを、一緒に作り上げていきたいと考えています。

この記事を書いたのは

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代表取締役
井形 誠
2007年ころから、「あらゆる生き物と共存する農業の仕組みを作る」と自分の方針を固め、自然栽培の農業研修を受け、自然栽培食品店の責任者をし、自然栽培の果樹園を拓きました。 農業に転職する時、「販売の得意な農家になれば、後発農家も優位に立てる」と考えてマーケティングを勉強し、それを活かして「やればやるほどに自然が豊かになる農業」に取り組んでいます。 『薬に代わる食』『人と地球の健康を改善する』『いのちを大切にする文化を育てる』そんなテーマに共感できる方々を前進していきたいと考えています。

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