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スタッフコラム

自然か、自然じゃないか。

最近、大学院生から自然に対する取り組みについてオンラインでインタビューを受けました。

たくさん質問されて、それに答えていくことで、自分の考えが整理されてまとまっていく機会になるので、喜んでお受けしたのですが、やはりとても良い発見があったのでここで共有させて頂こうと思います。

「あわい」という言葉

私たちの取り組みの中で『あわい』という言葉で表現することが多くなってきました。

「あわい」とは、二つの事柄の”間”を示す場合もありますが、私たちのなかでは、グラデーションのようで○色と特定しづらいが、”どちらとも言える”ことを指す言葉として使っています。

畑であり、森であり

いま私が興味を持って模索しているのが、川から山までの一帯の生態系をつなぐため、協生農法と自然栽培とアグロフォレストリーなどの畑と里山・森をグラデーションにする里山の農業です。

川→畑(協生農法・自然栽培・アグロフォレストリー)→里山→森林

つまり、

畑なんだけど森でもあり、

畑なんだけど自然でもある、

のようなはっきりとしない部分を用意できれば、

その一帯に生態系を拡張させることができるのではと考えています。

その一つとして、小さなりんごと桃の畑に、それ以外の果樹と近くの木々を植樹して、多様性のある”果樹の森”を作ろうと動き出しました。

我々の暮らしが川と森を分断し、あらゆる生き物たちの生息域を狭めてしまったものを、これらの考えで成り立つ農業の仕組みを構築することで、社会経済と自然との共生を見つけたいと考えています。

畑は人が手を加えるものだから自然ではないし、

人が手がけた生態系も自然ではないのかもしれません。

ただ人の手で壊してしまった生態系を人の手で回復できるのであれば、それが自然か自然ではないかはあまり問題ではなくなる気がします。

この記事を書いたのは

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代表取締役
伊藤誠
2007年ころから、「あらゆる生き物と共存する農業の仕組みを作る」と自分の方針を固め、自然栽培の農業研修を受け、自然栽培食品店の責任者をし、自然栽培の果樹園を拓きました。 農業に転職する時、「販売の得意な農家になれば、後発農家も優位に立てる」と考えてマーケティングを勉強し、それを活かして「やればやるほどに自然が豊かになる農業」に取り組んでいます。 『薬に代わる食』『人と地球の健康を改善する』『いのちを大切にする文化を育てる』そんなテーマに共感できる方々を前進していきたいと考えています。

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