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[代表インタビュー vol.22]地球の一員であるという自覚を持つ

 ※こちらの記事は、慶應義塾大学政策・メディア研究科の学生、林聖夏さんに、弊社代表の伊藤誠が受けたインタビューを書き起こしたものです。

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林:

最後に、今いろいろ話してくれたのですが、改めて伊藤さんが大事にしてること、作物を育てるっていうだけじゃなくて、その環境も育てるっていうときに、大切にしていること、そのためにしてることが、改めてこれだみたいな、最後に言い残すとしたらこれだ、みたいなのがあったら語っていただきたいです。前に出ている内容と被っても全然大丈夫なので。

伊藤:

うん、そうだね。あの、集合意識っていう言葉が、最近自分の中ですごい大事になってて。今個人を尊重される時代じゃないですか。

林:
はい。

伊藤:

社会の中でもファッションでもそうだし、働き方もそうだし何でも個人が尊重されるっていう個は大事ってなってるんですけど、私は今逆にいかなきゃいけないなと思ってて。極端に言えば、地球の一員であるという自覚をどんだけ深く持つかっていうのは大事な時代だと思ってるんですよ。その集合意識で個人があって家族があって、その次に大きな組織で会社があるとか学校があって、その次に何々県人とか日本人であったりとか、地域があったり、民族があったりでだんだん広がってって、地球の人類がある、さらにそれの人類の上に、その地球の上で生きてる生き物みたいなものがあったときに、そのぐらいのレベルで物事を見れるような社会作りをしなきゃいけないなと思ってきてるんですね。
地球の一部であり、私達自身も自然の一部だっていう認識が出てくると、周りとその人間とか自分以外のものとか生物とかとどう関わるかっていう考え方が全て変わる気がしてくるんですよ。

今、エコだエコだとか、温室効果ガスは何とかっていう言い方をしてるけども、あれってやっぱ個人的なことに落とし込むからそういうふうに言い方をしてるだけであって、本当に地球的に見たときに、もっと見方がちょっと違うんじゃないかなとか、地球の一員としてどう関わるかとかっていうことをもっと意識する必要があるんじゃないかなというのがあって、なので、そういう視点が中心になってくると、これって誰の都合でやってんだろうかとかっていうのははっきりわかりやすくなってきて。

畑をやってて向かっていく先にどこがあるかっていったら、多分私の場合は地球と一体化していきたいし、自然と近づきたいし、自然の中の共生という言い方がいいのか、一部になるのかとか、そこにすごく哲学を深めていくことができるなと思って、結構そこで目的と手段みたいなぐらいの違いが出てくる気がするんですよ。自分の最終的な生活を考えたら、こういう農業がいいなんていうのは当然良いことだと思うんだけど。でも根本にあるのが地球の一部として、農業のあり方を考えたら、今はできなくても向かってく先はこういう方向だなっていうことが合致できれば、それこそ自然とか地球に後押しされるんじゃないかなと思っていて。人の応援もある程度必要なんだけども、地球に応援されるような、農業の仕方とか、生き方とかっていうのをちょっとしたいなと思ってますね。それのやり方の一部としてこういう農業とか、食に関わってるっていうぐらいの話で。

根本にあるのは、そこの集合意識として地球人とか宇宙人でもいいんだけど、その一部として、じゃあ私は何の役割を担おうかなっていう考え方をしてやってくことが私の中では大事かなと。それがあるから今の農業の考え方があるのかなと思ってますね。

林:
確かに、何かそういう意味でも、あわいかもしれないですね。自分は地球なのか、地球としての自分なのか、個としての自分なのか、自分って何だみたいなそこの何か、あわいとかがありそうですね。

伊藤:

まさにそこの地球の一部から個人の中までどこにでも自分があるわけですよ。そうですよね。それがどれでもあるっていうのが大事なところで、そのグラデーションで1個1個に自分がね当てはめられると、個人としての自分も大事な部分もあるし、地球の一員としてもそうだし、日本人としてもそうだしっていって、全て自分が存在できるので、全部自分ごとになれる気がするんですよね。何かその辺の考え方を深めていきたいなと今思いながらやってるとこです。

林:

大事ですね。そして何かすごい話の中で出てきたものとやっぱり一貫してるなって思います。1時間ぐらい前に、自然の一員として過ごすっていうので生態系を知るっていう話も出てたし。本当にやっぱり一貫してるなって思います。ありがとうございます。

伊藤:こちらこそありがとうございます。良い時間になりました

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