こんにちは、いにしえスタッフの高岡です。
今回、12月4日に銀座ヤマガタサンダンデロで行われた奥田シェフ × いにしえのスペシャルディナーイベントに参加してきました。

実は前回の夏のペアリングランチにも参加させていただき、季節もシェフも変わると、いにしえのワインや食材がこんなにも違う色を見せるのかと驚きました。

いにしえのイベントは、どれも “その日だけの特別な時間”。
今回のレポートを通じて、毎回異なる魅力と、あたたかい雰囲気が少しでも伝われば嬉しいです。

イベント会場の〈ヤマガタサンダンデロ〉は、
庄内浜の海、山形の山の幸、生産者さんの畑で育つ野菜、旬の果実など、
山形の四季を象徴する食材の魅力を最大限に引き出す ことを大切にしているレストランです。

イタリア料理の技法に山形の郷土料理のエッセンスを重ね、
“素材が最も活きる形” を追求し続けるスタイルが特徴で、
一皿ごとに山形の土地の息づかいがそっと映し出されているような、独自の世界観があります。

そんな世界観を体現されているのが、今回のイベントで料理を手がけてくださった奥田シェフ。

パスタの新しいゆで方『ゆで論』の著者でもあり、先日はサウジアラビアで世界的なシェフが集う国際イベントに参加され、料理本大賞を受賞されるなど、国内外から高く評価されています。

今回のディナーでは、そんな奥田シェフが山形から厳選した旬の食材を使い、4種のいにしえワインとのペアリングを組み立ててくださいました。

奥田シェフといえば、食材の魅力を引き出す「味覚チャート」や独自の理論が有名です。

ひと皿ごとに食材の個性が美しく掛け算され、そこにいにしえのワインを合わせた時の一体感は格別でした。

また、「お酢の種類」や「麺のゆで方」など、料理にまつわるこだわりを丁寧に解説してくださり、ご家庭でのお料理がもっと楽しくなるような学びも多くありました。

井形さんからは、ワイン一本一本の背景や、つくられた想いを伺うことができました。
さらに、お席ごとにワイン好きの方からの質問にも気さくに答えてくださり、気になったことをその場で相談できるのも、このイベントならではの魅力だと思います。

そして、この日は奥田シェフのお誕生日でもある特別な日。
全9皿のコースとデザートに加え、なんとワインのおかわりまで自由とのことで、会場はとても華やいだ雰囲気に包まれました。

いにしえのワインは花のような香りがあり、しっかりとした味わいなのに軽やかで飲みやすいのが特徴。
ついつい飲みすぎてしまうほどで、二杯目のグラスでまた味が変わっていくのも、自然派ワインならではの楽しみです。

お腹も心も満たされる、1年の締めくくりにぴったりの贅沢な夜でした。

《ペアリングワイン》HANAMI green 花笑みグリーン 2024

《ペアリングワイン》N.B.W エヌビーダブリュー 2022

《ペアリングワイン》Y!G! わいがや  2022

《ペアリングワイン》GaraMogi がらもぎ 2022

いにしえのイベントは、初めてご参加の方でも自然と会話が生まれる、和やかな空気が特徴です。
オーガナイザーの方や、料理家の方もスタッフとして参加してくださり、場をあたたかく盛り上げてくださいます。

今回は特に、奥田シェフにゆかりのある方々が多く参加され、料理の素晴らしさはもちろんのこと、シェフご自身の人柄に惹かれて集まる方の多さも印象的でした。

先月の奥田シェフといにしえのイベントに初めて来てくださった方が、そのペアリングに魅了され、今回もリピート参加されていたのが印象的でした。

世界にもその腕を評価されている奥田シェフ。
日々ハードワークが続いていることもあり、会場ではシェフの体調を心配する声も。

そんな中、シェフは「僕の体は人のためにある。地球のために頑張ります」とお話しされ、
これからも勢いを緩めず活動を続けていくという強い意気込みを感じました。

イベントの途中で井形さんから重大発表がありました。
なんと――奥田シェフと共同で、「いにしえのワイナリー」 が誕生します！

2027年より、山形県鶴岡市の〈アルケッチァーノ〉の隣にて、いにしえワインの醸造が始まります。

「食べることは、生きることの応援になる」
同じ想いを胸に、これからも進化し続ける奥田シェフといにしえの挑戦を、ぜひ楽しみにしていてください！

来年もさまざまなイベントを企画してまいりますので、お気軽にご参加いただけると嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました☺️