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[代表インタビュー vol.13]生き物の力で育った作物の美味しさを知ってもらう仕組みづくり

 ※こちらの記事は、慶應義塾大学政策・メディア研究科の学生、林聖夏さんに、弊社代表の伊藤誠が受けたインタビューを書き起こしたものです。

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林:

農業を変えるっていうときに始めやすいところってどこからなんですかね。この実践の中で、伊藤さんの哲学の中で、あらゆる生き物と共存するっていう哲学だったりとか、大切にしてる哲学の中で、まずそういうところで変えていきたいってなったときに、どこから始めやすいのかなっていう。

伊藤:

それは、私自身が?それとも誰かがやる場合?

林:

それを支援する場合?

伊藤:

自然栽培とか、私が言ってる生態適合農業っていう大きなくくりがあるんですけど、その作物の美味しさとかを知ってもらうことが一番最初にいいかなと思います。スーパーでなかなか売ってないけど、こういう野菜って美味しいんだなって興味を持ってもらうことが第一歩かなと思ってるので、それをつくってる農家さんから買うとか、使ってる店に買いに行くとか、食べに行くっていうことがいいと思います。私達がやっているのはまさにそれを仕組みとして考えてるので、自然栽培って美味しいよね、どこで買えるのっていったら、あそこで買えます、って言える環境を作るのが私達の今の一番最初の仕事なんですよ。

結局こういう良い取り組みしてるって言っても、じゃあどうやって応援したらいいのってときに、基本は食べることなんですよね。今、1日2食3食食べてるやつの割合をそこに増やしていくだけの話なので、ニーズがあれば農家さんも増やせるので、自然栽培って美味しいっていうのを感じてもらえるために食べてもらうことを、興味を持ってもらうことが大事なので。

それができたら、どこで買えるんですかって言ったら、ネットで買えますよなのか、あの店で使ってますよ、なのかで、量が増えてくればそういうふうに普及してくるので、私は今のところそういうふうにみんなが多く出回るような仕組みと、その価値観を言葉にする。こうだからいいんですよねとか、こういうふうに食べるとすごく美味しいんですよねとかっていうのが、見えるようにしたいなと思ってます。

林:

なるほど。いやなんかすごい私も自然栽培でつくったものすごく美味しいなって感じるんですけど、なんか本当に農薬とか肥料を大量に使ってるみかんも美味しいと感じるものがあって、なんかそこをその美味しさを知るから、まず育てるっていうところと、さらに育てるっていうところにおいて生態系を育むっていうところにまた距離感があるなって感じるんですけど、そこのステップは何が必要だと感じますか?

vol.14に続く

この記事を書いたのは

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株式会社いにしえ
株式会社いにしえ 山形県天童市糠塚2丁目3−11 023-616-7555 自然栽培の原料で、伝統文化などから健康に役立つ製造法で商品を作り販売する会社。

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