いにしえからのお知らせ

News
ホーム > interview > インタビュー書き起し① > [代表インタビュー vol.17]「原因はわからないけど現状こうなった」というところからスタート
interview

[代表インタビュー vol.17]「原因はわからないけど現状こうなった」というところからスタート

 ※こちらの記事は、慶應義塾大学政策・メディア研究科の学生、林聖夏さんに、弊社代表の伊藤誠が受けたインタビューを書き起こしたものです。

vol.16<<   《一覧へ》  >>vol.18

林:

今肥料とかは使ってらっしゃいますか?有機肥料も含めて。

伊藤:

何もしていないです。

林:

結構今、私も使ってないんですけど、やっぱり肥料不足っていうので、全然ナスとか、キュウリが育たなかったんですよ、今年。やっぱり難しいなって感じたんですけど、結構いける感じですか。

伊藤:

いやもう、私も畑は正直わからないんだけど、今の話の中で怖いのがね、肥料不足がもうイコールになったじゃないすか。

林:

そうですねいろんな原因はありますが。

伊藤:

そう。そのときに肥料不足って思ったときに、じゃあ肥料をあげなきゃいけないのかなっていう答えを探そうとするんだけど、多分違う視点を持った方がいいんじゃないかなと思うんですよね。どういう環境があれば、大きく育つのかなとか、そもそも大きい野菜って不自然なんじゃないかなとかさ。

林:

確かに。

伊藤:

今やってるのって肥料があるからあの大きさになるけど、自然界ではああいうふうにならないんじゃないかなというのも、視点としては持たなきゃいけないし。どういうふうにナスをつくりたいと思ったときに、農薬は使いたくない肥料は使いたくないっていう条件が出てきて、どういう環境を用意したら大きくなるかっていうわからない要件があってその中でやってるので、原因はわからないけど現状こうなったっていうところからスタートしないと、次手を施すときに、肥料の代わりになるものは何かないかなって探してしまうけど、そうじゃなくて、一つはね、野生のメカニズムが働いてないのかなっていう視点を持てば、植物って雑草がたくさん生えてくるのに野菜が出てこない理由ってなんだろうから始まります。何が違ったんだろうっていろんなことを考えられるし、それに対してちょっとずつねヒントとか答えができてきてると思うから。空白の部分をどう埋めていくかっていうのを楽しみながらやると、もっと大きくできるかもしれない。

林:

そうですね。その部分は今めっちゃ楽しんでます。

伊藤:

さすがですね。

林:

そうですよね。菌ちゃん先生って言われてる方、あの方の野菜がすごく大きくて、なんでこんなでかくなるんだみたいな。しかも虫食いがあんまりないみたいな状態で。有機肥料とかを使ってるらしいんですけど、たまにちょっと条件付きで農薬を使ってたりはするらしいんですけど、それでもなんでみたいな。

伊藤:

すごいよね。私も詳しくはわかんないけど、ああいうね、ちゃんと農家としてちゃんと大きいものを取るっていう前提があって、そのときに、できるだけ農薬肥料をなしでやってこうっていうので、どんどん極めた方かなと思うんですよ。そのときに農薬肥料で使わないから入ると、多分あっちにたどり着かない。最低限、何があったらいいか、これなくしてもいけそうだ、って言ってやったときに、こういう微生物がこんだけ活躍してると、肥料なんていらないんだっていうところから発展していった考え方なので、微生物が活躍する環境ってどうなってんのっていうのを知ってくると、今この畑だったらもうちょっとこうしたら微生物活躍するかなって見えるのかもしれないね。

vol.18に続く

この記事を書いたのは

Writer
アバター画像
株式会社いにしえ
株式会社いにしえ 山形県天童市糠塚2丁目3−11 023-616-7555 自然栽培の原料で、伝統文化などから健康に役立つ製造法で商品を作り販売する会社。

関連記事

News

お問合せはこちらから