イノベーティブコンセプター / 料理家 新田 増穂

イノベーティブコンセプター / 料理家
新田 増穂
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食とは、日々を紡いでくれるもの。
体だけでなく心もふわりと豊かになる
素材の声を聞いた優しいお料理を。

幼い頃からとにかく食いしん坊、好奇心旺盛で、20代の頃は一人で世界各国を年4回ものペースで食めがけて旅をする中で、次第に食と風土、栄養、心の関係性の面白さに気付き、2017年に料理家として始動。

野菜ソムリエ、食生活アドバイザー、フードアスリートインストラクター、美腸プランナー、ビオマイスターなどの学びも経て、現在は肩書きに拘らずに 自国の衣食住、発酵文化をテーマとし、日本各地に足を運び その地の土壌、郷土料理などを学びながら商品開発、農家さんの販路作り、宿泊施設の食事のレシピ考案、加工食品のリブランディング、商品開発、飲食店のメニュー監修などを行なっている。


ー 想い ー
食事とは、味覚だけではなく、
体が受け取るもの。
各国のその地に息づく様々な風土と食の関係性を数多く知ったことで、改めて感じた「日本人の体と食文化」の深い繋がり。
そんな、昔から家庭で当たり前に受け継がれてきた日本ならではの発酵文化を大切にしながら 土壌から育つ四季折々の様々な食材を「農」から食卓へ、そして、体へ。
生産者さんが丹精込めて作った食材。そして、そんな方々の“想い”。
目に見えない大切な”何か”をお皿の上に込めて、誰もが心と体がほっと和らぐ、そしてまた明日から心身健やかに…そんな優しい料理を目指しています。

いにしえへとの取り組み
持続可能やSDGs、サステナブル… そういった言葉が近年の社会で蠢く中で、遥か昔から 自然と人為の間にある“農”において どれが真の意味で持続可能であるのか。どういった取り組みが、本当に未来に繋がっていくのか。
食という分野に携わる中で 様々な課題を知り、この分野におけるファクトを探り続ける中で出逢った いにしえ代表 井形 誠のビジョン。
それはまさに〜自然の構図の中で ヒトをどうその輪に入れていくか〜 というような あらゆる生き物との共生を図るというもの。
理念に掲げるこの「生態適合農業」というものを体現していくことは、まさに私の思う課題解決の糸口となり、自身の思い描く食の未来とまるで通ずるものがある と感銘を受け、これを拡げていく一人になるため 事業全域に携わらせて頂くこととなりました。


日本人の文化の本質は自然を敬いながら生きることにあり、それが結果としてあらゆる命の連鎖を守り続けていることに繋がってきた中で、 まさに食と自然の狭間にある「農業の在り方」に先人たちの知恵を受けて新たな視点を持つことが、きっとこの先の未来も、沢山の生命が紡がれていく大きな一つとなると感じています。
いにしえの商品の先にある未来を、手に取って下さった皆様と一緒になって、大きな輪を優しい水紋のように拡げていけることを、心から願っています。